㈱らいふの「地震BCP(Business Continuity Plan)」取組み

■地震BCPの概要

 毎年9月1日の防災の日を迎えるにあたり、昨年策定した「地震BCP行動計画および業務継続計画・手順書」「地震発生時の対応マニュアル」を活用し、有事の際の対応シミュレーション討議を行うなど地震災害時対応に備えています。また、地域・家族向けにその取組み内容をホームページ上に掲載しています。


○基本的コンテンツ

   ・震度6強の首都直下型を想定し、入居者の安全確保を最優先としつつ従業員・家族の

安全確保も基本に、人的・物的損害を最小限にとどめること。

   ・迅速かつ的確な対応に万全を期することにより、正常な事業継続および業務活動の早

期回復を図ること。

   ・事業継続計画の基本スタンスとして、高齢者介護という極めて社会公共性の高い業務

を行っているが故、大規模地震発生時においても、これらを着実にサポートするこ

と。

   ・当然ながら、業務の継続に関して、通常業務のうち優先度の高い物、被災により発生

する緊急対応業務を優先的に実施することとした。

 

○アウトプット

   ・経営・本社部門

:「施設部門における地震BCP行動計画および業務継続計画・手順書」

 ・各施設

:「地震発生時の対応マニュアル地震対応マニュアル」

「らいふ災害対策ポケットカード」

  ・実効性あるものとすべく、連絡網・備蓄品確認・有事の際のトレースなどOJT/OJT

を実施。

・具体的に、8月・9月上旬にかけて大規模地震が発生した状況を記載したシナリオと

マニュアルをもとにした全社研修・訓練を実施している。

 

○(参考)全体ミーティング実施報告

・報告施設 「ホームステーションらいふ松戸八柱」、「ホームステーションらいふ千歳

船橋」、「ホームステーションらいふ小平」、「ホームステーションらいふ町田」

・報告資料 全体ミーティング報告書、および写真

 

■【地震BCP関連ツール】完成と活用

 

経営・本社・エリア本部用「地震BCP行動計画および業務継続計画・手順書」、施設職員向け「地震発生時の対応マニュアル(有事の際の事業継続マニュアル)」を見直しました。

 

○「地震BCP行動計画および業務継続計画・手順書」

~目次~

 1 計画の目標 

2 計画の基本方針

3 計画の実施(見直し)体制 ・・

4 平常時の対策

 (1)教育と訓練 

 (2)設備・備品の点検 

(3)備蓄品等の在庫管理

(4)計画の見直しと改善 

(5)相互支援体制

5 今後の課題(計画の見直しと改善) 

6 対象とするアット・リスク

7 予想される社会的被害と復旧のイメージ

8 防災組織体制 

9 らいふにおける重要な業務の継続 

10天王洲本社ビル被災時のBCPシミュレーション(行動計画)

11「安全対策」(安否確認)の観点からのBCP

 (1)有事災害対策室の設置 

 (2)有事対応その1(就業時間内)

 (3)有事対応その2(就業時間外)

 (参考)大地震が時間外に発生した場合の個人行動要領

() 有事鎮静化後 

(5)地域との協調・地域貢献

(6)備蓄・備品

12「オペレーション」の観点からのBCP

(1)有事の対応指針(業務継続計画)

(2)災害発生直後の詳細対応

(3)ライフライン停止期の詳細対応(業務継続計画手順書)

(4)ライフライン再開時の詳細対応

※(参考)添付別紙:「ポケットカード見本」「施設の防災備蓄品標準セット」

「災害備蓄品状況一覧」「災害対策組織図」(連絡網)「各施設相対避難所一覧」

 

 

○「地震発生時の対応マニュアル」

~目次~

1 施設の立地条件

   (1)施設立地場所の地形等                     

   (2)災害危険区域等の該当の有無        

   (3)予測される災害の危険性                 

 2 建物設備の確認

   (1)建物設備の確認                         

   (2)什器・備品の転倒・転落防止措置の確認   

3 災害に関する情報の入手方法

   (1)市町村から発令される避難情報の入手情報  

   (2)災害に関する情報の入手方法              

  4 災害時の連絡先及び通信手段の確認

   (1)自治体等の連絡先                        

   (2)職員の連絡先・緊急連絡網        

(3)利用者情報(家族の連絡先)       

  5 災害時の人員体制・指揮系統

   (1)避難に必要な職員                        

   (2)指揮系統                                 

(3)優先業務                                  

   (4)出勤基準                

   (5)出勤しなくても良い場合                 

  6 避難を開始する時期、判断基準  

  7 避難場所                                     

  8 食料・防災資機材等の備蓄                    

  9 初動時の対応

   (1)利用者・職員の安全確保                  

   (2)電気が止まった場合の業務継続策           

   (3)水道が止まった場合の業務継続策          

   (4)トイレが使用できなくなった場合の業務継続策

   (5)暑さ・寒さ対策                     

10 事業中断 

(1)事業中断の対応          

 

 

■当社ホームページからもBCPマニュアルをご覧いただけます

地震BCPの取り組みについて、当社ホームページ上でも随時発信しています。

下記より、ダウンロードできます。




常に防災意識を持つために 定期的なイメージトレーニングの実施

季節は夏の暑さが残る9月○日、真夜中の1時過ぎに突然、ゴーという地鳴りと共に下から突き上げるような強い揺れ…
巨大地震が発生し、施設での「当り前」が通用しない状況下をリアルに設定した資料「有事シュミレーション」を使用し、
施設職員が集まって定期的にイメージトレーニングを行っています。





実際のシュミレーションの様子。
発電機の使い方の共有・備蓄品の定期チェック等も行います。
シュミレーションの内容は、各施設で報告書にまとめています。

災害対策ポケットカード

■らいふ災害対策ポケットカード(携行用)

らいふの職員が携行しているカードで、
いつ災害が発生しても落ち着いて行動できるような内容になっています。

・本人情報
・らいふ従業員の行動原則
・大地震が就業時間外に発生した場合の個人行動要領 等