減薬に向けた取り組み

現在、厚生労働省が策定している「高齢者の医薬品適正使用のガイドライン」に則り、
指定医療機関との連携により、医薬品の適正な使用に関し全社を挙げて取り組んでいます。

超高齢社会の突入に際し、高齢者に対する薬物療法の需要は益々高まっています。
その一方で、加齢に伴う生理的変化により、薬物動態や薬物反応が一般成人とは異なること、
また、複数の疾患の治療のために投与された薬剤同士で薬物相互作用が起こりやすい
という現状があります。

このことから、らいふでは現在、指定医とともに認知症治療の権威である
医療法人財団至高会たかせクリニック髙瀬義昌理事長、
東京大学大学院薬学系研究科特任准教授の五十嵐中先生と協力し、
多剤を服用されているご入居者様の薬とケアの最適化を目指しております。

「安全な薬剤選択」「多剤併用の回避」「服用頻度の低減」は、
ご入居者様のQOLを確保するという前提のもと、
コスト・ミニマム、パフォーマンス・マキシマムを掲げています。

これらの取り組みにより、介護サービスのより一層の品質向上を実現し、
ご入居者様の安心・安全な生活を提供致します。

※施設内にも掲示している減薬ポスターのPDFデータを下記よりダウンロードできます。
 
 
 

厚生労働省「高齢者医薬品適正使用検討会」傍聴参加のご報告

 平成31年4月24日(水)17:00より開催された「第10回高齢者医薬品適正使用検討会」に弊社取締役が傍聴者として参加致しました。本検討会には、当社協力医療機関である「たかせクリニック」高瀬理事長が、「高齢者医薬品適正使用ガイドライン作成ワーキンググループ」構成員として参加されています。今回は、当社が進めている減薬の取り組みを促進する為に、当社取締役が本検討会を傍聴させて頂きました。

高齢者医薬品適正使用検討会の様子

第10回高齢者医薬品適正使用検討会実施内容

1.日時

平成31年4月24日(水) 17:00~19:00

 

2.場所

TKP赤坂駅カンファレンスセンター ホール14B
東京都港区赤坂2-14-27 国際新赤坂ビル 東館

 

3.議題

(1)高齢者の療養環境別の多剤服用の実態調査
(2)高齢者の医薬品適正使用の指針(各論編(療養環境別)(案)のパブコメ結果について
(3)その他


下記写真は、当日配布された資料と『高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)』の表紙です。

内容をご欄いただきたい方は、下記URL(厚生労働省ホームページ)よりダウンロードしてください。


https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-iyaku_431862.html

当日配布資料

高齢者医薬品適正使用の指針総論編 表紙

 
 

週間東洋経済にインタビュー記事が掲載

平成30年7月発行の「週間東洋経済」に、らいふの認知症PTでアドバイザーを務めてくださっている五十嵐中(いがらし あたる)先生のインタビュー記事が掲載されました。
医療業界でご活躍されている先生とともに、らいふでは認知症のご入居者様にとって最適な対応ができるよう理解を深めています。


【略歴】

2002年東京大学薬学部薬学科卒業. 2008年東京大学大学院薬学系研究科博士後期課程修了. 2008年から同大学院特任助教を経て、2015年から現職. 専門は薬剤経済学. 医療経済ガイドラインの作成・個別の医療技術の費用対効果評価・QOL評価指標の構築など、多方面から意思決定の助けとなるデータの構築を続けてきた。著書に、「医療統計わかりません (東京図書, 2010)」「わかってきたかも医療統計 (東京図書, 2012)」「薬剤経済わかりません (東京図書, 2014)」などがある。

五十嵐先生の東京大学研究室を訪問