口腔ケアの取り組み
施設における口腔ケアの意義
(2)ヒント・アイデアを実際にやってみて、一定の効果がある(であろう)という内容はどんなことなのか。これらを共有し、口腔ケアの質の向上に活かすこと。
(3)口腔衛生の維持や嚥下に課題を抱えるご入居者に対し、ケアの質の向上の検証を行うこと。
口腔ケアの究極の目的は“最後まで口から摂食できること”です。この目的を達成すべく、ご入居者・ご家族・地域のみなさまに浸透するよう、社内メンバーとプロジェクトを立ち上げ、提携歯科の医療法人社団高輪会をアドバイザリーとして活動開始しました。
本活動の第一段として「口腔ケアマニュアル」を作成し、社内勉強会での活用とともに、これらの取り組みをご家族・地域に対し広く発信します。
口腔ケアの目的
口腔ケアの効果
- 虫歯・歯周病の予防
- 口臭の予防
- 誤嚥性肺炎の予防
- 味覚の維持
- 爽快な気分の維持・食欲の増進
- 唾液の分泌による口腔内の乾燥の予防
- インフルエンザの予防
- 医療費の削減
口腔ケアプロジェクトチームの発足
上記のような口腔ケアの意義・効果を、施設の日常のケアに活用するため、下記の通りプロジェクトチームを発足、活動を開始致しました。
1.目 的
(1)施設における口腔衛生や嚥下機能の維持のための対応について、社内共有を図る
⇒従業員の共感と納得感の醸成、気づきによる口腔ケアの質の向上を図る)
(2)啓蒙活動と当社プレゼンスアップ
(3)医療法人社団高輪会と共同で口腔衛生・嚥下機能向上の効果を実証し、ご家族・地域発信する。
2.取り組み
下記をテーマに取り組む。
①施設において、口腔衛生の維持や嚥下に課題を抱える入居者が穏やかに生活できるよう日々実践していることは何か。
②ヒント・アイデアを実際にやってみて、一定の効果がある(であろう)という内容はどんなことなのか。
③口腔衛生の維持や嚥下に課題を抱えるご入居者サマに対し、取り組みによる向上の検証を実施。
※(医)高輪会と連携し実施。
これらを社内で共有し、社外にも発信していく。
3.対象施設およびメンバー
当社全施設のうち、ケアマネジャーの資格を取得している管理者等が所属する5施設。
(二俣川・海老名・川口元郷・梅屋敷大宮・渡邊)
4.キックオフ
キックオフ日時:8月10日(金)16:30
当面は、「(仮称)施設における口腔ケアのあり方」(摂食嚥下障害の特徴と口腔ケアのポイント)を手引きとしてまとめる。
【プロジェクト活動イメージ】
実際の取り組み ①マニュアルの作成
1.口腔ケアの目的
2.口腔ケアの効果
1.要介護者にみられる口腔の状態
2.加齢における口腔内の状態
3.ドライマウスに注意!!
4.こんなに怖い!!歯周病菌
1.粘膜の清掃
2.歯の清掃
3.舌の清掃
4.保湿
5.道具の手入れ方法
1.口腔ケアの基本
2.口腔ケア(清掃)の方法
1.食事を提供する環境
2.食事の姿勢
3.嚥下・食事形態
4.食事介助
5.トラブル対応
6.給食会議