【プレスリリース】
 報道関係各位

  東京大学,国際医療福祉大学,株式会社らいふによる共同研究事業の記者会見のご案内



高齢者の減薬による生活の質(QOL),日常生活活動度(ADL)の改善効果の検証

肺炎球菌ワクチンの接種による高齢者の生活の質(QOL)への影響



東京大学大学院薬学系研究科(五十嵐特任准教授),国際医療福祉大学医学部(池田教授),株式会社らいふ(小林取締役)は,高齢者施設の入所者の状態に応じた減薬の効果を明らかにするための共同研究事業を実施いたします.科学的根拠に基づく,QOLADLの評価と経時的に詳細に変化をとらえる研究はこれまでに行われておらず,今後の政策立案にもかかわる成果が期待できます.


また肺炎球菌ワクチンの接種が進められていますが,その効果を虚弱高齢者で検証した事例はなく,本当に求められているワクチンの効果を実践的に明らかにすべく本プロジェクトでは進めてまいります.すでに1000例以上のデータ収集が進められており,まもなく新しい知見を報告できる状況にあります.


我々は本成果を広く波及させるための検討も行っており,認知症高齢者を含む,残薬の問題,せん妄などの行動心理症状(BPSD)の最適な対策などに有意義な対策を提案できると確信いたしております.


 記者会見では,本研究プロジェクトの関係者が研究概要,期待される成果,今後の活用方法・展開などにつきましてメディアの皆様にご説明いたします.ご多忙中の中,大変恐縮ではございますが,是非ご参加いただけますようご案内申し上げます.