減薬と認知症改善に関する産学共同の取り組み

有料老人ホームにおいて

薬とケアの最適化に向けた認知症入居者への減薬取り組み開始

~東京大学等と共同で認知症入居者に対する減薬効果の実証プロジェクトチームを発足~

株式会社らいふ[本社:東京都品川区、社長:吉田伸一]は、「生きる力を引き出す介護」を事業理念として、東京・神奈川・千葉・埼玉の13県にて現在48の有料老人ホームを運営しております。

 

この度、ご入居者様の認知症高齢者への減薬の取り組みを開始致しました。

施設管理者・ケアマネジャー・本社スタッフに加え、当社指定医で認知症治療のスペシャリストである、たかせクリニック 髙瀬義昌理事長および東京大学、国際医療福祉大学にもご協力いただき減薬プロジェクトチームを発足し、以下の取組みを進め、その分析結果を共同研究として発表することを予めお知らせ致します。

プロジェクトチーム

たかせクリニック理事長    (写真:右)        

   髙瀬 義昌 様


国際医療福祉大学医学部副学部長公衆衛生学専攻主任   

   池田 俊也 様


東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学  特任准教授

   五十嵐 中 様


株式会社らいふ 取締役     (写真:左)    

   小林 司


 
 

施設における減薬取組みの意義

事業責任者からのメッセージ:

今般当社は、現在厚生労働省が策定しております「高齢者の医薬品適正化使用のガイドライン」に則り、指定医療機関との連携により、医薬品の適正な使用に関し全社を挙げて取り組んでおります。

 

超高齢化社会の突入に際し、高齢者に対する薬物療法の受容は益々高まっています。しかし一方で、加齢に伴う生理的変化により、薬物動態や薬物反応が一般成人とは異なること、また複数の疾患の治療のために投与された薬どうしで薬物相互作用が起こりやすいことは周知のとおりであります。

 

認知症の症状には、大きく中核症状と周辺症状(BPSD)があります。抗認知症薬は、中核症状に対する進行抑制を目的に処方されています。

 

周辺症状に対しては、まずは適切なケアやリハビリテーション、周囲の環境調整といった、薬を使わない手法を用いることが望ましく、それでも改善しない場合に向精神薬を低用量から使うこととされていますが、実際は多くの薬が不適切に処方されているケースが多いのが現状です。

 

上記をふまえ、医療法人社団 至髙会 たかせクリニック 髙瀬義昌理事長と、みよの台薬局グループと協力し、「安全な薬剤選択」「多剤併用の回避」「服薬頻度の低減」を大方針としてご入居者の薬とケアの最適化を目指します。

 

これら取組みを継続することにより、介護サービスのより一層の品質向上を実現し、ご入居者様の安心・安全な生活を提供し、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の維持・向上を目指します。

【認知症高齢者減薬取組みプロジェクトチーム】概要

「認知症高齢者減薬取組みプロジェクトチーム」は、201810月に、認知症の症状悪化の予防を目的として発足致しました。

 

メンバーは、事業責任者の取締役の小林ををプロジェクトオーナーとし、施設管理者・ケアマネジャー・看護職とともに、社外有識者の方々にもご参画いただいています。
実施体制
 

多剤を服用されているご入居者の薬とケアの最適化の試みを実施した場合、どの程度ご入居者のQOL及び認知機能、日常生活活動度が変化するのかを、専用の記録にて定期調査を継続的に実施することにより、定量・定性両面で調査・分析し、最終的にその結果を共同研究として発表します。

 

減薬取組みの究極の目的はQOLの維持・向上です。

この目的を達成すべく、またご入居者・ご家族・地域のみなさまに浸透するよう、プロジェクトメンバー一丸となって取り組んで参ります。
 
 

具体的な取り組み内容

具体的には、下記の項目に取り組んでおります。

 

認知症のスクリーニングテストであるMMSE及びバーセル・インデックス、バイタリティ・インデックス、EQ-5Dを用いた『認知症の状態チェックシート』を用い、認知症ご入居者の症状を3ヶ月ごとに確認し、服薬情報とともに、分析致します。

作成ドキュメント
 

 
 

減薬と認知症改善に関する取り組みの進捗報告会を実施いたしました

プロジェクトの進捗や効果検証のスケジュール等について協議しています。

打ち合わせの様子

【出席者】
池田先生(国際医療福祉大学) 五十嵐先生(東京大学)
高瀬先生(たかせクリニック) 山下先生(たかせクリニック)
取締役 小林(株式会社らいふ)

○2019年8月に実施したミーティングの様子

ミーティングの様子②

 

日経ヘルスケア2019年7月号に弊社の「減薬と認知症改善に関する産学共同の取り組み」の記事が掲載されました

 医療・介護の経営情報誌「日経ヘルスケア2019年7月号」に弊社とたかせクリニック、東京大学、国際医療福祉大学とすすめている「減薬と認知症改善に関する産学共同の取り組み」の記事が掲載されました。
 下記内容は実際に掲載されている記事です。本取り組みの詳細と共にご欄下さい。

【掲載紙概要】
出版社:株式会社日経BPマーケティング 
雑誌名:日経ヘルスケア 2019年7月号

合わせてこちらもご欄下さい。
<認知症プロジェクトの詳細はこちら>

 

掲載された記事

 

 

【速報】減薬についての研究に関する共同記者会見を行いました


2019年 7月25日、東京大学、国際医療福祉大学、医療法人社団至髙会たかせクリニック、株式会社らいふによる共同研究事業の記者会見を行いました。
ご多忙の中、お集まりいただいたメディアの皆様には、厚く御礼申し上げます。
また、今回の記者会見内容の詳細につきましては、後日ホームページにて発信いたします。

以下、記者会見の詳細と、使用した資料を添付致しますので、ぜひご覧ください。

【記者会見詳細】
 ・日時: 2019年 7月25日(木曜日) 14:30~15:30
 ・会場: 厚生労働省 記者クラブ(東京都中央区霞が関1-2-2 厚生労働省内)
 ・登壇者(敬称略):
    東京大学大学院  五十嵐 中 特任准教授
    国際医療福祉大学  池田 俊也 教授
    医療法人社団 至髙会 たかせクリニック  髙瀨 義昌 理事長
    株式会社 らいふ  小林 司 取締役
 

【速報】減薬についての研究に関する共同記者会見の様子をご紹介します


2019年 7月25日(木)14:30~15:30、厚生労働省9階記者クラブにて東京大学、医療法人社団至髙会たかせクリニック、株式会社らいふによる共同研究事業の記者会見を行いました。同会見は、在京キー局テレビカメラも入り、複数の大手新聞社等、各メディアが多数出席され本テーマの関心の高さを示しました。

以下、記者会見の様子を写真でご紹介いたします。

なお、当日配布資料はページ下部からダウンロードしていただけます。

出席者(左から 医療法人社団至髙会たかせクリニック 髙瀨義昌理事長、東京大学大学院 五十嵐中特任准教授、株式会社らいふ 取締役小林司)

会見の様子


答弁する当社取締役の小林

在京キー局のテレビカメラもスタンバイ


厚生労働省 外観

9階 記者クラブ

 

当日配布した資料はこちらです

 

雑誌「調剤と情報」2020年4月号に減薬の取り組みが掲載されました

 雑誌「調剤と情報」2020年4月号において、弊社の減薬の取り組みが掲載されました。
 これまで多くの雑誌に取り上げられてきましたが、今回はその中でも最多の5ページに渡って掲載されております。記事本文は、施設における減薬の取り組みの意義や、共同研究の意義について、弊社取締役の小林が執筆致しました。
 
下記に実際の記事を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

【掲載紙概要】
出版社:株式会社じほう
雑誌名:調剤と情報
発行 :2020年4月号

表紙


掲載記事

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