ハラール検査

 エムビックらいふは、シンガポール国際ハラール認証取得コンサルティング事業を開始するにあたって平成27年11月に日本初となる、ハラール食品食材検体専用のハラール検査室をシンガポールのWAREES HALAL LIMITED(WHL)の助言を受け立ち上げました。
 ハラール食品食材検査においては、その他の検査と異なり宗教の規則を遵守し、かつ科学的で正確な検査分析を行っております。
 国際ハラール認証に必要な製品や素材の検査、外食や食品製造における自主検査等にご活用下さい。

検査項目・詳細

 ハラール検査はシンガポールハラールの検査規定に基づき、ハラール検査専用の機器をハラール検査専用検査室に設置して行っております。

アルコール検査

【使用機器】ヘッドスペースサンプラー付きガスクロマトグラフ
 液体および半固形物の食品食材検体に含まれるアルコール(エタノール)の定性検査となります。弊社で標準とするシンガポール基準(0.1%、香料等を除く)の他、お客様により指定された基準濃度での検査も可能です。検査下限値は0.01%となります。
 なお固形物の場合、検体によっては検査ができない物や検出感度が低下する事がございますので事前にご相談ください。特にご指定のない場合はシンガポールにおける一般食品基準の0.1%にて判定いたします。

豚由来遺伝子検査

【使用機器】リアルタイムPCR
 食品に含まれる豚由来遺伝子の有無を調べることで食品に豚由来の材料が混入していないかを調べる定性検査となります。微量の豚由来の遺伝子でも増幅して調べることが出来ますが、遺伝子が破壊もしくは除去されたもの、例えば高度に精製されたラード等では検出できません。生肉における検出限界は、0.01%ですが、食品の加工度合いに応じて検出能力は低下します。
 ハラールにおいて、豚に由来する物の使用はすべて禁忌となります。

コレステロール検査

【使用機器】ガスクロマトグラフ質量分析計
 食品に含まれる動物性の脂肪酸であるコレステロールの有無を調べます。ハラール食品においては、豚が禁忌であることはもちろん、その他の家禽類においてもハラールに適合する屠畜法により処理された肉を使用する必要があります。この検査は、肉類および動物性の脂質が使用されていないとされる製品に対して行われます。ハラール証明がない肉類および脂質(乳脂肪を除く)を原材料として使用した製品はハラールではありません。

検査ご依頼時の注意

ハラール検査は予約制となっております。
検体発送の前に納期および価格をお問い合わせください。

<お問い合わせ先>

ALSOKエムビック研究所株式会社
TEL:03-5769-7247 FAX:03-5769-7248