腸内細菌検査

 食品取扱者の健康管理と衛生管理は、企業防衛の第一歩です。そのため、定期的な健康診断と共に、二次汚染防止のための食中毒菌の保菌チェックが重要な管理項目となります。
 また、腸内細菌(便)検査 は食品に関するHACCP対策・PL法対策の一環として、重要な役割を担っております。

検査項目一覧(セット検査)

セット検査名 検査内容 検査日数
A 基本セット 赤痢菌・サルモネラ(チフス菌、パラチフス菌、サルモネラ菌) 4日~7日間
B O-157セット Aセット+腸管出血性大腸菌 O-157
C 腸管出血性大腸菌セット Aセット+腸管出血性大腸菌(O26、O111、O128、O157)
D 病原性大腸菌セット Aセット+腸管出血性大腸菌

検査項目一覧(単項目検査)

単項目検査名 検査日数
黄色ブドウ球菌 4日~7日間
腸炎ビブリオ
コレラ菌
カンピロバクター
ウエルシュ菌

細菌の特徴と症状

菌種 毒素
産生
特徴 症状
サルモネラ菌 - 食中毒件数、患者数ともに常に上位を占める。
人畜共通の原因菌で、家畜・家禽の腸管に高率で保菌される。
また、保菌したネズミの糞尿で調理場や食品が汚染されて食中毒を招く。
急性胃腸炎(悪寒・吐き気・嘔吐・腹痛・下痢を伴う)、重症の場合は血便も起こる。
潜伏期間は12~72時間。
腸炎ビブリオ - 海水中や海泥中に生存し、水温20℃以上、最低温度15℃以上となる夏期には海水中に大量に増殖して、魚介類によって運ばれる。 上腹部の痛み、嘔吐、胃けいれんのような痛み、腹痛、下痢、発熱など。
潜伏期間は4~28時間。
腸管出血性大腸菌  + 一般の食中毒菌より少ない菌数で発症する。
O-157に代表されるベロ毒素を産出する大腸菌。
アメリカ、オーストラリア、日本などで集団発生があった。
激しい腹痛を伴う下痢や血便を起こす。
肝臓障害(HUS:溶血性尿毒症)に発展するケースもある。
潜伏期間は4~9日と長い。
カンピロバクター - 4℃以下でも長い期間生存し、わずかな菌数でも食中毒をおこす。 発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛などの前駆症状があり、次いで吐き気や腹痛、下痢症状も現れる。
潜伏期間は3~5日と長い。
黄色ブドウ球菌 + 食品の中で増殖する際に毒素(エンテロトキシン)をつくり人体に危害を及ぼす。
毒素は熱に強く、100℃30分の加熱でも分解されない。
菌自体は熱に弱いので十分に加熱調理すれば死滅する。
吐き気、嘔吐、続いて下痢に襲われる。
人によっては腹痛と発熱を伴う。
通常一両日中に回復する。
潜伏期間は1~6時間。
ウエルシュ菌 + 絶対嫌気性菌で加熱調理の際に鍋の中が酸欠状態になり、食品温度が発育温度域に下がると急激に増殖する。
100℃4時間の加熱でも死滅しない場合がある。
腹痛と下痢が主。
まれに粘血便が見られる。
潜伏期間は8~22時間だが8~24日で回復する。
セレウス菌 + 耐熱性、好気性で酸素がある条件でよく繁殖する。
大部分の菌株は病原性をもたないがごく一部に嘔吐毒を産するものと下痢毒を産するものとがある。
日本で多い前者は熱に強く、加熱しても毒が残る。
嘔吐に腹痛が伴う。
発熱は見られない。
症状は一両日中に回復する。

ご依頼方法

弊社からお送りします指定の容器に採便してください。
『腸内細菌検査依頼書』の黒枠内をもれなく記入の上、採便した容器と一緒に下記住所にお送りください。
検体が到着次第、検査させていだたきます。

※『腸内細菌検査依頼書』が同封されていない場合、検査をお受けできないこともあります。忘れずに同封ください。
※ご不明な点や検査のご相談は、お電話にてご連絡ください。

<検体送付先>

〒183-0035 東京都府中市四谷5-2726-5
株式会社エムビックらいふ 環境分析センター
TEL:042-330-8830 FAX:042-330-8831

<お問い合わせ先>

株式会社エムビックらいふ 開発営業部
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