異物混入検査とは・・・??
●食品等の商品に混入した異物を特定する検査。
●クレーム対応や事故の原因特定のために行う。
●検査室ではカビ同定(カビの種類の特定)検査も行っている。
異物混入が発覚すると!!!
食品中の異物の法規制
食品衛生法では、「次に掲げる食品又は添加物は、これを販売し、又は販売の用に供するために、
採取し、製造し、輸入し、加工し、使用し、調理し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。」
と記載されており、食品中にプラスチック片やガラス片等が混入したことにより健康被害が発生した場合、
4に抵触し改善命令や営業停止を命じられるおそれがあります。
また製造物責任法(PL法)は「その引き渡したものの欠陥により他人の生命、身体又は財産を侵害したときは、
これによって生じた損害を賠償する責めに任ずる。」とされており、製造物の欠陥によって被害を被った場合に、
被害者は製造業者等に対して損害賠償を求めることができる法律です。食品中の異物により健康被害が発生した
場合も適用されます。
異物混入検査とは・・・何を調べる事ができるのか??
混入異物の特定に役立ちます。
異物混入検査で多い依頼内容
【結果から推測される混入経路】
①café: カビの種類を調べたところ、低温でも発育可能な種類のカビだった。開封後の飲料を冷蔵庫で
保管時混入した可能性がある。
②食品工場: 組成を調べたところ、鉄の他にクロム・ニッケルといった元素が含まれており、ステンレス
鋼由来と思われる。ステンレス製の機械の一部が削れ、油脂と混ざったものが付着した
可能性がある。
③消費者のクレーム:商品の製造に関わった従業員に確認した所、義歯や詰物がかけたという従業員はいなかった。
喫食したお客様自身のものであると推測される。
異物混入対策~ 5Sの徹底