これからの時期は、カビに注意!!
湿度と気温が高い夏はカビが増えやすい季節です。
食べ物の扱いに十分気を付けて、食中毒の原因にもなるカビに注意しましょう。

① 洗ったり加熱してもカビ毒は減りません。
② カビが見えている部分を取り除いてもカビ毒が残っている恐れがあるので
カビの生えた食べ物は食べてはいけません。
●とうもろこし・穀類や落花生などから検出される「アフラトキシン類」
「アフラトキシン類」は遺伝毒性が関与する強い発がん物質で、ほとんどの動物種の肝臓に悪影響を
与えることが知られており、肝細胞がんとの関連が指摘されています。
特に、B型肝炎に感染している人では幹細胞がんが発生するリスクが高くなるとされていることから、
摂取量を可能な限り低減すべきとされ、食品衛生法において食品中に検出されてはいけないものとして
規制されています。
●穀類やコーヒー、ココアなどから検出される「オクラトキシンA」
「オクラトキシンA」はいろいろな食品から検出されています。
動物試験によって腎毒性を示すことが知られており、げっ歯類での発がんも報告されています。
●小麦や大麦などから検出される「デオキシニバレノール」「ニバレノール」
デオキシニバレノールとニバレノールに汚染された食品を一度に大量に食べた場合、
いわゆる急性毒性として、嘔吐や食欲不振などの症状がみられます。
一方、急性毒性を示さない程度の量を長期間にわたって摂取すると、
慢性毒性として免疫系に影響を及ぼすことがわかっています。
●室内の真菌(カビ)のチェックには落下細菌検査がおすすめ
真菌(カビ)は壁や天井に付着することで繁殖し、胞子を空気中にまき散らします。
落下細菌検査は、調べたい室内に既定の大きさの培地入りシャーレを一定時間設置し、落ちてきた細菌・真菌(カビ)を
捕捉して培養し、発育したコロニーの数を菌数として計測します。
空気中の細菌や真菌(カビ)がどれくらいいるかを確認することで室内の衛生状態の指標になります。

シャーレ(検査項目により異なります。)
-検査の流れ-
①シャーレ及び検査依頼書の発送(弊社検査センター⇒お客様)
②検体採取※お客様での自主採取になります。
③検査センターへ検体を発送(お客様⇒弊社検査センター)
④検査センターにて検体の受付・検査・報告書作成(到着から1週間程度)
⑤検査報告(Web・郵送など)
※検査のご依頼や自主採取(採取場所・時刻・検査項目)などのご相談は下記にご連絡ください。
